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腰痛の原因は、筋肉の疲労だけではないという事をご存知でしょうか?

 

腰の痛みはギックリ腰や筋肉の凝りからくる慢性腰痛だけではありません。

 

今回はそんな腰痛の種類を、腰痛の危険度やチェック項目と共に紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

筋膜性腰痛 危険度★1

レントゲン撮影等で骨や関節に異常はみられないが、腰部の筋肉に何らかの問題がある為に起こるのが筋膜性腰痛です。

 

重い物を持ち上げた瞬間に筋肉を損傷する。長時間歩行や長時間座位により筋肉が凝り固まってしまう。このような原因で発症すると言われていま す。

 

筋肉が損傷を起こしている場合には、自由に腰を伸ばす事が出来ない「ギックリ腰」の様な症状を引き起こす事もあります。
ただし適切な治療を行えば比較的予後良好な疾患 だと言えます。

 

【筋膜性腰痛のチェック項目】

・患部が熱を持っている。

・腰が伸ばしきれない。

・重い物を持った後から痛みが出てきた。

・普段から腰の張りを感じる。

 

腰椎椎間板ヘルニア 危険度★★2

椎間板と呼ばれる髄核と線維輪からなる線維軟骨が変形や断裂を起こすことで、椎間板の中にある髄核が外に飛び出し近くの神経を圧迫する事によって発症します。

 

腰痛、ふくらはぎや太ももへの放散痛、足の痺れなどが症状としてあげられます。

 

重症例では排尿障害や強い筋力低下を伴う事もある、やや危険度の高い疾患と言えます。
ただし腰椎椎間板全症例中の約90% は手術を行わず保存療法(リハビリ)が選択されます。

 

【腰椎椎間板ヘルニアのチェック項目】

・お辞儀、靴を履く動作で痛みが強くなる。

・腰だけでなく太ももやふくらはぎまで痛みを感じる事がある。

・太ももやふくらはぎに痺れを感じる事がある。

・歩いている時につまずく事が増えた。

・尿意を我慢できない、便秘が続いている。

 

腰椎分離症、すべり症 危険度★★2

腰椎と呼ばれる腰の高さにある骨に起こる疲労骨折の1つです。 10代のスポーツをしている子供に多く見られます。

 

まだ骨が未成熟にも関わらず、強度の高い運動を繰り返す事で発症すると言われています。
1回の外力で起こるわけではなく、日々の疲労が蓄積される事で起こるのも特徴の1つで す。

 

腰を後ろに反らす事で痛みが強くなる場合には、この疾患が疑われます。
腰椎分離症は疲労骨折の1つなので、早期発見、早期治療を行わないと症状が改善しません。

 

運動歴のある学生さんで、なかなか腰痛が治らないという場合には注意が必要です。 なお腰椎分離症を放置してしまうと、将来的に腰椎すべり症という疾患を引き起こす事が あります。このような点からも、早期発見、早期治療が必要とされます。

 

【腰椎分離症のチェック項目】

・腰を反らす事で腰痛が強くなる。

・スポーツ活動をしている若年者に好発する。

・腰痛が長い期間続いている。

・腰(腰椎)を叩くと強い痛みがある。

 

 

脊柱管狭窄症 危険度★★2

脊柱管と呼ばれる骨で囲われた神経の通り道の中で、神経が圧迫される疾患です。 脊柱管が加齢などにより変形を起こし、その結果神経を圧迫してしまいます。

 

症状は腰痛や下肢への放散痛、歩行障害(間欠性歩行)などです。歩行障害が改善しない場合には手術となる事もある、やや危険度の高い疾患です。

 

【脊柱管狭窄症のチェック項目】

・安静時には強い症状を認めづらい

・10分ほどの歩行で腰や足に痛みを覚える。

・痛みが出た後、前かがみになり休むと症状が緩和する。

 

腰椎圧迫骨折 危険度★★★3

腰椎と呼ばれる腰の高さにある骨におこる骨折の1つです。 多くは転倒して尻もちをつき、背骨に圧迫ストレスが加わった際に発症します。

 

高齢者、特に骨粗鬆症を持っている方に好発するので、尻もちをついてから腰に痛みを感じている方は腰椎圧迫骨折を疑いましょう。

 

また高所からの落下など強い外力で発生した場合には、脊髄損傷による下半身麻痺に陥る事もあるため、危険度の高い疾患と言えます。

 

【腰椎圧迫骨折のチェック項目】

・高齢者、骨粗鬆症の方に好発する。

・尻もちをついてから腰の痛みが引かない。

・背中が丸まってしまい伸ばしづらい。

 

腰痛は放置すると悪化する可能性も

整骨院には上記の様な原因で腰痛を起こしている患者さんが数多くいらっしゃいます。

 

腰痛がある時には、できるだけそのまま放っておく事はせずに、一度整骨院や整形外科への通院を考えるようにしましょう。

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