内側上顆炎(ないそくじょうかえん)は、肘の内側や前腕の内側(手のひら側)に痛みが生じる疾患です。
一般的には「ゴルフ肘」という名前で知られています。
その名の通り、ゴルフスイングの動作によって発症しやすいため、この呼び名が広まりました。
しかし実際には、重い荷物を繰り返し持つ作業や、パソコン作業のようなデスクワーク、
あるいは日常のちょっとした動作でも起こることが多く、スポーツをしていない人にも見られる症状です。
内側上顆炎(ないそくじょうかえん)は、肘の内側や前腕の内側(手のひら側)に痛みが生じる疾患です。
一般的には「ゴルフ肘」という名前で知られています。
その名の通り、ゴルフスイングの動作によって発症しやすいため、この呼び名が広まりました。
しかし実際には、重い荷物を繰り返し持つ作業や、パソコン作業のようなデスクワーク、
あるいは日常のちょっとした動作でも起こることが多く、スポーツをしていない人にも見られる症状です。
この症状は、肘の内側にある骨(上腕骨内側上顆)に付着する筋肉に、
以下のような動作で繰り返し負担がかかることで起こります
・テニスのフォアハンドやゴルフスイングなどのスポーツ動作
・重いものを持ち上げる作業
・パソコン作業や長時間のタイピング
これらの動きによって筋肉に微細な損傷が生じ、それが炎症や痛みの原因になります。
この部位に付着している筋肉は以下の5つです:
・円回内筋(えんかいないきん)
・橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)
・長掌筋(ちょうしょうきん)
・尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)
・浅指屈筋(せんしくっきん)
これらの筋肉が過度に緊張している状態や、筋肉同士が滑らかに動けていない状態(滑走不全)では、
負担がさらに増し内側上顆炎を引き起こしやすくなります。
・手首の曲げ伸ばし
・物を持つ動作で痛み
・ドアノブを捻る動作
これらの動作で痛みや張り感などの症状が出やすいです。
また、急性期や重症であればあるほど軽い物や動きでも強い痛みが出る場合があります。
安静
患部の炎症を増悪させないように安静に過ごします。
痛み止めの服用や注射
非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩剤、患部へのステロイド注射で痛みを和らげます。
体外衝撃波治療
患部に圧力波を与え、患部の細胞に刺激を与えることにより、
血流促進や鎮痛作用があります。
当院では、
原因の特定(筋・関節・神経) × 解剖学的なアプローチを大切にしております。
まず、検査を行いどの組織を痛めているのか?どのような病態か分析し治療する対象を見極めます。
炎症性(急性例)
炎症の抑制と患部の安静を第一優先に行います。
炎症している患部をマッサージしたり温めてしまうと炎症が増悪してしまいます。
しかし、患者様の状態によっては患部(内側上顆)から離れた筋・筋膜(橈側手根屈筋・尺側手根屈筋などの筋腹)
などの治療を行うと動作が改善する場合があります。炎症の程度を見極めてご提案させて頂きます。
治療法 = 筋膜調整+電気治療+アイシング+固定(サポーター・テーピング)
非炎症性
肘や前腕の筋肉の機能改善を図る為に肘関節や手関節に負担をかけている原因を分析し改善を図ります。
患者様一人ひとり原因は異なるので、丁寧に問診・検査・触診を行い見極めます。
日常生活での不良姿勢が引き金となっている場合もあるので患者様の普段の過ごし方についても、
指導させて頂くこともあります。
また、多くの内側上顆炎の症例を診てきて、
改善に効果的なLCTリリースという手技もおこなっています!
なかなか良くならない内側上顆炎の痛みも諦めず一度ご相談ください!
※LCTリリースとは・・・
LCTリリースとは、繊維化した疎生結合組織(凝り固まったところ)に細胞外基質であるプロテオグリカンを流し込み、
関節・筋肉・神経・血管の滑走性を促すという手技になります。
また、疎生結合組織とは皮下組織の事であり、筋肉と筋肉の間や筋肉と骨の間などの、
組織と組織の間に多く存在しています。ここの疎生結合組織が傷付いたりして硬くなってしまうと、
筋肉(神経や血管もそうです)との間で摩擦が起き、筋肉自体の動きが悪くなってしまい、痛みに繋がってしまいます。
治療法 = けいわ式骨格矯正+keiwa式トリガーポイント+筋膜調整+LCTリリース
COPYRIGHT© 玉川学園前のKeiwa整骨院・鍼灸院 ALL RIGHTS RESERVED. 03-3348-1056 代表:内藤 正善