変形性股関節症

こんなお悩みはありませんか?

  • 立ち上がりや歩き始めたときに股関節が痛い
  • 座っているだけ、寝ているだけでも股関節が痛い
  • 股関節やお尻、ふともも、膝の痛みがある
  • 靴下を履いたり、爪を切ったりする時に股関節の曲がりづらさを感じる
  • 周りの人に「歩き方が不自然、バランスが悪い」と言われる
  • 左右の足の長さが違う気がする

股関節は太ももの骨(大腿骨)と骨盤から成る人体で最大の関節です。


大腿骨の一番上はボール状になっていて大腿骨頭といい、骨盤のお椀状の部分を臼蓋といいます。
ボール状の大腿骨頭がお椀状の臼蓋にはまり股関節を形成しているため、可動性が高いです。
一方、強力な靭帯やたくさんの筋肉により覆われているため、非常に安定性の優れた構造にもなっています。

変形性股関節症とは、大腿骨頭と臼蓋の隙間(関節裂隙)が狭くなり、骨が変形して関節軟骨や骨膜が傷つき痛みが現れる病気です。
また、血管や神経線維が刺激を受け続けると細胞分裂をおこし,細胞数が過剰に増えて痛みが感じやすくなります。

変形性股関節症の特徴や分類

1.一次性股関節症

原因になる病気(基礎疾患)がないもの
高齢化により変化した関節に、長年にわたって刺激が加わることで症状が現れることが多いです。

(1)関節軟骨細胞の機能低下
関節軟骨の水分が失われ弾力性が低下し、本来の働きであるクッション性が落ちた状態です。
(2)関節包や靭帯、筋肉といった関節支持組織の支持性低下
周辺を支える組織が弱くなり、関節が不安定になっている状態です。

 

2.二次性股関節症

以下に示した基礎疾患があるもの
疾患により股関節の不安定性が現れることが多い。
(1)先天性疾患:臼蓋形成不全、発育性股関節形成不全
(2)炎症性疾患:化膿性股関節炎、股関節結核
(3)外傷:骨折、脱臼
(4)ペルテス病(小児の大腿骨頭壊死)
(5)大腿骨頭壊死
(6)内分泌疾患
(7)骨系統疾患
特に(1)先天性疾患が原因になることが多い。

一次性、二次性ともに股関節が不安定になり、関節軟骨や骨膜の負担が増加する。

 

進行過程

レントゲン撮影を行い4段階で判定する。
関節裂隙の広さ、関節軟骨の下の骨(軟骨下骨)の状態、骨嚢胞(軟骨損傷部から関節液などが骨に侵入し、骨が解け穴があいてしまった状態)の有無で判定する。

・前股関節症
関節裂隙は正常。
臼蓋形成不全などの基礎疾患が見られる。

・初期股関節症
関節裂隙の狭小化あり。
軟骨下骨の接触はない。

・進行期股関節症


関節裂隙は一部消失。
軟骨下骨は接触し、骨頭や臼蓋に骨硬化像や骨嚢胞を認める。

・末期股関節症


関節裂隙は広範囲で消失
骨硬化像や骨棘形成(異常な骨の出現)、骨嚢胞を認める。

変形性股関節症の一般的な治療法

保存療法
・日常生活指導

減量


負荷のかかる動作(長時間の立位や正座、あぐら、階段昇降など)の回避

歩行補助具(杖、歩行器)の使用

・装具療法

股関節の動きを制御、固定することで痛みを軽減する

 

・薬物療法

痛みを抑える鎮痛薬(NSAIDs、アセトアミノフェン、弱オピオイドなど)
炎症を抑える関節内注射(ステロイド)

 

手術療法
変形の進行度、状態、年齢を考慮して術式を選択する。
原則的に関節温存術(太もも、骨盤どちらか一方の骨を手術)を行うが、進行期や末期の高齢者には人工関節置換術を行う。


・関節温存術:大腿骨内反(外反)骨切り術、寛骨臼回転骨切り術、寛骨臼形成術、キアリ骨盤骨切り術
・人工関節置換術:人工関節全置換術

当院の変形性股関節症の治療法

当院では、
原因の特定(筋・関節・神経) × 解剖学的なアプローチを大切にしております。
まず、検査を行いどの組織を痛めているのか?どのような病態か分析し治療する対象を見極めます。

検査方法
※検査は股関節や周辺組織にストレスをかけるものです。力加減や方向など、誤った方法で行うと症状が悪化してしまう可能性があります。
ご自身で行う事は避けてください。

・大腿骨頭の圧痛
スカルパ三角(大腿三角)と言われる部分を押したときの痛みの有無を確認。
ここで股関節(太ももと骨盤の骨の関節部分)が触れる。

 

・トーマステスト
仰向けで股関節を曲げる。
左右の股関節に行い、股関節の痛みや周辺の筋肉の抵抗感(硬さ)を確認する。

 

・パトリックテスト
仰向けで痛みのある股関節を屈曲、外転、外旋(あぐらの様な動き)する。
股関節の痛みや周辺の筋肉の抵抗感(硬さ)を確認する。

 

施術方針

変形性股関節症は文字通り股関節の骨が変形している状態です。
変形して壊れている骨を元に戻すことは出来ません。
しかし、股関節の負担を減らすことで悪化防止、痛みの緩和を目指します。

変形性股関節症の方は、股関節が使われすぎていたり、間違った使い方をされていることが多いです。

 

施術内容
重心が偏っていたり、腰や膝が硬すぎて補うために股関節が動きすぎていたり、股関節が捻じれるような位置にあると股関節の負担が増えてしまいます。
筋肉は骨に付いています。
筋肉の緊張が強くなることで、骨の位置が左右や前後で偏ることがあります。
その結果、重心の偏りや捻じれが生まれてしまいます。


当院では、姿勢や検査により筋肉のバランスを確認して、整体により筋肉を緩めて股関節の負担が少ない状態に調整します。
周辺を支える筋肉が弱くなり、股関節が不安定になっている状態を改善するために臀部や腹部のトレーニングも行います。

 

・おすすめコースはこちら

整体20:重心の調整、股関節周辺の柔軟性を上げて負担を減らします。
トレーニング10:股関節周辺の筋力を鍛え、関節の安定性を改善する。整体と組み合わせて施術効果を高めます。

整体40

 
 
 
<メニューの詳細はこちら>

変形性股関節症でお困りの方はぜひ、ご相談ください!!

 

 

 

痛みや辛さが出るには必ず「原因と過程」があります。

私たちは解剖学や運動学をベースに問診・徒手検査・効果検証を行い、疾患を推測しアプローチすることで早期改善を図っていきます。

数多くの患者様にご利用いただき、治療技術や専門的知識を指示いただいております。
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お仕事帰りでのご利用や用事のついでになどご通院に便利な立地にございます。

 

急な怪我やギックリ腰など急性症状にもご対応が可能です。
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