手首(小指側)の痛みで病院に行った際に
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)という
聞き慣れない診断名をくだされたことはございませんか。
日常生活の中ではあまりなじみの無い言葉だと思いますが
テニスや卓球、バドミントンなどのラケットを使った競技の中では頻発する疾患の1つとなります。
今日は捻挫とは違う、このTFCC損傷について説明していきます。
手首(小指側)の痛みで病院に行った際に
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)という
聞き慣れない診断名をくだされたことはございませんか。
日常生活の中ではあまりなじみの無い言葉だと思いますが
テニスや卓球、バドミントンなどのラケットを使った競技の中では頻発する疾患の1つとなります。
今日は捻挫とは違う、このTFCC損傷について説明していきます。
手首の外側(小指側)には、関節円板と呼ばれる関節同士の
ぶつかり合いを防ぐクッションがあります。そしてそのまわりには
4つの靱帯(尺骨三角骨靭帯、尺骨月状骨靭帯、掌側橈尺靭帯、背側橈尺靭帯)が
関節円板を支えるように分布しています。
この靱帯、関節軟骨の総称をTFCC(三角線維軟骨複合体)と呼び、
手首の動きを円滑にする役割や、手首の衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。
TFCCはテニスやバドミントンなどで反復的に
手首の尺屈(手首を小指側に倒す動作)が繰り返される時や、
手を付いて転倒するなどの一度の外力で損傷を起こす場合などが考えられます。
その他にも、生まれつき尺骨(前腕の外側の骨)が長いことによって
骨同士がぶつかり合いを起こし損傷するケースや、
腕の骨折によって骨の形状が変わり、手首の痛みを引き起こすこともあります。
TFCC損傷での痛みにはこのようなものがあります。
・しゃがんだ姿勢から手を使って起き上がる際の痛み。
・パソコンを使ってキーボードを打っている時の痛み。
・買い物袋などを手からぶら下げるときの痛み。
・ラケットスポーツでの、フォアハンドテイクバック時、バックハンドフォロースルー時の痛み。
TFCC損傷の有無を確認出来るテスト方法としては以下の様なものがあります。
①手関節の尺屈テスト
手首を小指側に倒した際に、TFCC部に痛みが出たら陽性となります。
②バイバイテスト
手首をバイバイの動きの様に振っていき、手首に痛みが出たら陽性とします。
TFCC損傷での痛みは、時間がたてば必ず改善するものではありません。
日常生活でこの様な痛みがあるときにはすぐにボディメンテナンスkeiwa整骨院までご連絡ください。
炎症が強い急性期には、専門のスタッフによる
ギプスやテーピングを使った固定をして患部への負担を減らしていきます。
また固定と同時期にES-530いう最新の医療用電気治療機を用い
早期の炎症緩和・疼痛緩和を行っていきます。
電気治療は副作用が少ないので、毎日でも通院し治療していくと改善が早まります。
その後は、何故TFCC損傷を起こしてしまったのか、
身体をみながらその原因をしっかりと解明して
患者さんそれぞれに合った治療を進めていきます。
長年悩まされていた痛みには、必ず理由があります
当院ではその理由を解剖学的にしっかりと説明していきますので
手首の痛みで困っている方は、いつでも当院までご連絡下さい。
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