腸脛靭帯とは大腿筋膜張筋が大腿部から靭帯に移行し、脛骨外側顆(すねの外側の骨)に付着する靭帯です。
腸脛靭帯炎とはこの靭帯が膝の骨(大腿骨外側上顆)と擦れることにより炎症を起こします。
また、長距離ランナーに好発することが多く、ランナー膝とも呼ばれています。
腸脛靭帯とは大腿筋膜張筋が大腿部から靭帯に移行し、脛骨外側顆(すねの外側の骨)に付着する靭帯です。
腸脛靭帯炎とはこの靭帯が膝の骨(大腿骨外側上顆)と擦れることにより炎症を起こします。
また、長距離ランナーに好発することが多く、ランナー膝とも呼ばれています。
ランニングやウォーキング、ジャンプ動作時に膝関節の屈伸運動が起きる際に、
脹脛靱帯と膝の外側の骨(大腿骨外側上顆)が繰り返し擦れることにより発生します。
1番の要因は繰り返し使う事による使い過ぎですが、
これを助長する因子が下記になります。
・大腿筋膜張筋やその近くにある外側広筋、腸脛靭帯に付着する大殿筋、大腿二頭筋に緊張がある
・下腿外旋位が強い(О脚・XO脚がある)、股関節内転位(内股のような状態)などの姿勢が悪い
・長距離、長時間のランニングでのオーバーユース
症状
運動後(ランニング後)の膝の外側の痛みが主ですが、
重症化してしまうと何もしていなくても痛みが出てきてしまい、治りにくくなってしまいます。
運動をやめ安静にしていると軽快しますが、運動を再開すると腸脛靱帯炎が再発するケースもかなり多いです。
また、脹脛靱帯炎のタイプは2種類あるとされています。
膝関節内反とはO脚という意味です。
O脚が強い場合、膝が外に開いた状態+下腿外旋(すねの骨が外側に捻れる様な状態)になり、
上述した膝関節の外側で摩擦が生じやすくなります。
このタイプがメインであり、基本的な腸脛靭帯炎のタイプです。
股関節の内転とは内股のように大腿骨(太ももの骨)が内側に閉じているような状態です。
股関節の内転位が強くなると股関節と大腿外側を走行する大腿筋膜張筋・脹脛靱帯は、
大腿外側や股関節外側で張力が増し、近位型の脹脛靱帯炎になることがあります。
このタイプは稀ですが、発症する可能性は決して低くはありません。
安静
患部の炎症を増悪させないように安静に過ごします。
アイシングと湿布
患部の炎症を抑える為に、冷やしたり湿布を貼る事で炎症を鎮めていきます。
痛み止めの服用
非ステロイド性抗炎症薬や筋弛緩剤を服用する事で痛みや炎症の改善を図ります。
当院では、
原因の特定(筋・関節・神経) × 解剖学的なアプローチを大切にしております。
まず、検査を行いどの組織を痛めているのか?どのような病態か分析し治療する対象を見極めます。
急性期
炎症の抑制と患部の安静を第一優先に行います。
炎症している患部をマッサージしたり温めてしまうと炎症が増悪してしまいます。
しかし、患者様の状態によっては患部から離れた腰に連結する筋・筋膜(大腿筋膜長筋、外側広筋、ハムストリングス)
などの治療を行うと動作が改善する場合があります。炎症の程度を見極めてご提案させて頂きます。
治療法 = 筋膜調整+電気治療+アイシング+固定(サポーター・テーピング)
亜急性期・慢性期
大腿の筋や膝関節周囲の筋の機能改善を図る為に腸脛靱帯に負担をかけている原因を分析し改善を図ります。
患者様一人ひとり原因は異なるので、丁寧に問診・検査・触診を行い見極めます。
また、日常生活での不良姿勢が引き金となっている場合もあるので患者様の普段の過ごし方についても指導させて頂くこともあります。
また多くの膝痛の症例を診てきて、
改善に効果的なLCTリリースという手技もおこなっています!
なかなか良くならない腸脛靱帯炎も諦めず一度ご相談ください!
治療法 = けいわ式骨格矯正+keiwa式トリガーポイント+筋膜調整+LCTリリース
※LCTリリースとは・・・
LCTリリースとは、繊維化した疎生結合組織(凝り固まったところ)に細胞外基質であるプロテオグリカンを流し込み、
関節・筋肉・神経・血管の滑走性を促すという手技になります。
また、疎生結合組織とは皮下組織の事であり、筋肉と筋肉の間や筋肉と骨の間などの、
組織と組織の間に多く存在しています。ここの疎生結合組織が傷付いたりして硬くなってしまうと、
筋肉(神経や血管もそうです)との間で摩擦が起き、筋肉自体の動きが悪くなってしまい、痛みに繋がってしまいます。
腸脛靱帯炎でお困りの方はぜひ、ご相談ください!!
痛みや辛さが出るには必ず「原因と過程」があります。
私たちは解剖学や運動学をベースに問診・徒手検査・効果検証を行い、疾患を推測しアプローチすることで早期改善を図っていきます。
数多くの患者様にご利用いただき、治療技術や専門的知識を指示いただいております。
多くの臨床例から患者様の早期回復を目指します。
お仕事帰りでのご利用や用事のついでになどご通院に便利な立地にございます。
急な怪我やギックリ腰など急性症状にもご対応が可能です。
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷でお困りの方はご相談ください。
当院では数多くの交通事故患者様のご対応を行ってまいりました。
整形外科の通院や保険会社さんへの相談事、治療をどのようにしていったら良いか?
様々な疑問に対しても丁寧に対応しておりますので、お困りの方は一度ご相談ください。
当院では様々な症状の患者様がお越しになります。適応範囲外の疾患が推測される場合は近隣の病院・クリニック・総合病院への紹介を行います。
お子様連れでも大歓迎です!子守りもさせていただき育児で奮闘する“ママ”を応援しております!
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